未来ノヒカリ‐えらいやっちゃ人類‐

チェリーブロッサムが歌い、現在はスチームガールズの楽曲として
親しんで頂いているこの作品ですが、この形になるまでにはかなりの紆余曲折がありました。

元々はアリスが外部から制作を依頼されたものだったと記憶しています。
話自体はお蔵になったようなので、どういった経緯なのかは定かではありませんが、
とにかく、かなり突拍子もない注文に頭を悩ませたものです。


「インドと阿波踊りを融合させた震災復興応援ソング」


こうして改めて文章として書き起こしてみると尚更に違和感しかありません。
タイトルの副題に「えらいやっちゃ人類」とありますが、
正直、えらいやっちゃというより「なんのこっちゃ」という気持ちでしたね・・・


スチガ楽曲となった事で曲へのアレンジも加わりインド感は鳴りを潜めましたが、
チェリブロVer.を聴いて頂くとインドっぽさが伝わるかと思います。


インドらしさは曲のテイストでカバーして頂けそうだったので、
私は阿波踊りの要素と震災復興応援歌という部分を組み合わせる事だけに注力しました。

あの目を覆うほどの大参事によって失われた尊い生命。
日本全体に広がっていた負の感情。

微力でも、ほんの一握りの人にでもいいから、私自身も何かがしたかった。
融合させなければならない難しい題材はともあれ、とにかく前を向く力を得られる、
そんな作品にしなければと考えた末にたどり着いたのが、
阿波踊りの「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」という一節です。

この一節の意味を一言で表すなら「楽しんだもん勝ち」みたいな事だと思っています。
これを主題に置く事で応援ソングという部分との融合にも、
自分の中で折り合いがつき、やっとの思いで取り掛かる事が出来たわけですが、
制作に苦心した楽曲のBEST3には間違いなくランクインする作品です。


とにかく歌って踊って楽しい気持ちになって元気になろう！
そんな想いから歌詞の中にも言葉遊びを入れたりしてます。

意外と気づかれない部分かと思いますし、良い機会なので少々解説を。

まず「最高のHAPPY来て」という歌詞がありますが、
これは「HAPPY来て」と「半被着て」が掛かっています。
半被（はっぴ）とは阿波踊りの際に着用する衣装の事です。

そして「Hour 時間を超えて」という歌詞。
こちらは「Hour（アワー）」と「阿波（あわ）」が掛かっています。

こうした言葉遊びが大好きで、色々な作品にコソッと入れてあったりするので、
他作品でも探して楽しんで頂くのも、また一興かもしれません。




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未来ノヒカリ‐えらいやっちゃ人類‐
作詞：武村大　　作曲：宮下浩司



ＹＯＩ！ＹＯＩ！ＹＯＩ！　世界はお祭りみたいだ
手をふってＷＡになって　歩けばFeeling Feeling good
ＫＯＩ！ＫＯＩ！ＫＯＩ！　Dance with me　みんなでさぁ行こう！
いつだって誰だって　えらいやっちゃヤットヤットサー

ひとりひとりの魂のリズム　花を咲かせて

We are　じっとしちゃ変わらない
心弾ませて踊ろう　失敗を恐れずに
We don't cry　笑って
その先にあるボクたちの
未来に輝くヒカリ

ＳＯＮ！ＳＯＮ！ＳＯＮ！　人生は踊らにゃ損だ
最高のHAPPY来て　えらいやっちゃ人類ヤットサー

めぐりめぐった魂の果てに　花は開くよ

Hour　時間(とき)を超(こ)えて
共に汗流し謡(うた)おう　過ちを忘れずに
I can fly　羽ばたけ
終わることないボクたちの
明日へと繋がる空へ

ひとりひとつの命の限りに　現在(いま)を生きよう

We are　じっとしちゃ変わらない
心弾ませて踊ろう　失敗を恐れずに
We don't cry　笑って
その先にあるボクたちの
未来に輝くヒカリ


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仮面女子2ndワンマンライブ　Zepp Tokyo リベンジ!!
2014年10月13日（月･祝）Zepp東京
開場15:00　開演16:00
料金：1F スタンディング 3500円
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