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武村大【作詞イズム】 アナタトナLOVER


アナタトナLOVER

アーマーガールズが【ココロイド】と共に初代ぱー研!の頃から歌い継いでくれているこの曲ですが、
実は新作を創作する際に無くてはならない大事な作品なのです。

業界初のアイリッシュ音楽を歌うユニットとしてアマガがデビューした事により、
ぱー研バージョンとアマガバージョンの2タイプが存在する楽曲となったわけですが、
もちろん最初に作詞の依頼を受けた段階ではぱー研バージョンの音源しかありませんでした。

それまでもアリスプロジェクトの様々なユニット楽曲を手掛けさせて頂いておりましたが、
アリスといえばステージの盛り上がりを重視した激しくアップテンポな楽曲や、
アイドルらしい可愛く明るめの楽曲ばかりでしたので、
音源を頂いた時は、曲から発せられる「哀愁」のようなものに大変な驚きを感じたものです。

まだ歌詞を乗せる前段階であるにも関わらず既に音によって物語が紡がれているような奇妙な感覚。
特にこうしてくれという題材の指定はまるで無かったにも関わらず、
この楽曲はアリスのこれまでの作品には無かった「悲哀」という感情を
全面に打ち出したものにしなければならないという例えようの無い使命感に駆られていました。

曲を聴き、イメージをし、題材を決め、歌詞を考えるという、
今まで当然の事として行ってきたやり方とは全く違い、
曲に導かれるままに筆を走らされているような不思議な心情のまま創作に没頭し、
気付けば私が手掛けた作品の中でも類を見ない速度で完成していたのです。


しかし、出来上がった歌詞を読み返し音に合わせて自ら口ずさんでみると何かが違う・・・

歌詞としては完成しており、自分自身としても満足のいく出来になっている。
譜割り(音に対しての歌詞の付け方)も問題ない。

では、この言い知れぬ違和感はなんなのか・・・

答えを導き出すのにそれほど長い時間は要しませんでした。

あろう事か私は、曲に導かれるように書き終えてしまったがゆえに、
最も大切な「誰が歌うのか」という大原則を丸っきり頭から排除して完成させてしまっていたんです。


この曲は初代ぱー研が歌う事が決まっていました。
メンバーは十代で構成されており、中には高校生もおりました。
もし、この曲が表現力には一日の長があるアリス十番のものならばこれほどまでには悩まなかったと思います。

まだユニットとして、アイドルとして活動を始めて間もない
十代の女の子たちにこの歌詞の世界観が表現しきれるのか・・・?

もちろん一からの作り直しも考えました。
ただ、楽曲自体が歌詞を紡ぎ出させるような感覚など、そうは体感できるものではありません。

歌詞を捨てる事はしたくない・・・

そうして、この作品における自らの創作手法を恥じつつも、
私は彼女たちの表現力に賭けてみる事に決めました。
今まで幾度も困難な壁を乗り越えてきたアリス十番やスチームガールズの後輩であり、
アリス遺伝子を受け継いでいる彼女たちなら大丈夫だと信じたのです。


そしてしばらくの後。
歌入りの音源が届きました。

この作品に描いた物語を簡単にまとめるとこうです。

「自らの全てを注いで愛した相手に突然の別れを告げられた女性の絶望的な哀しみと情念の叫び」

この悲痛な情念という部分をどの程度表現しきれているのか。

一人が演じるわけではないですし、それぞれの声質や表現力による差異も大きく影響するので、
もちろん100点満点とまではお世辞にも言えませんでしたが、
不安を感じていたほどに悪い出来ではない及第点というのが正直な感想でした。

特に「これならいけるかもしれない」と感じさせた大きな要因としては、
私の中でこの部分だけは演者の想いを存分に込めて歌い上げて欲しいと思っていた、

『好きで好きで 想い溢れて 感情を抑えられなかった』

この、初代ぱー研では天木じゅんさんが歌い上げた落ちサビの部分の出来が非常に素晴らしく、
これだけ心に訴えかける表現力を持ったメンバーがいるのなら大丈夫だろうと思えたからです。


まずは一安心だったのですが、あくまでも最低限の第一段階をクリアしたというだけであり、
ステージでファンの方を前にして、世界観を動きや表情で演じきれてこそ、
お金を頂いた対価である「演目」として完成されるわけです。


案の定、当初はファンの方からの厳しいコメントも目にしました。

「演者がストーリーを理解しきれていない」

「なぜこの歌詞の内容を笑顔で演じれるのか?」

全ては私の責任でした。
彼女たちが歌う事を前提として創作してさえいれば・・・
辛辣な意見を目にする度に初代ぱー研にも、ファンの方々にも本当に申し訳ない気持ちになったものです。

それでも彼女たちはそれを糧としてパフォーマンス力を高めていき、
数か月後には見事に楽曲を自分たちのものにしていたと思います。

そしてアマガへの進化を遂げ、作品も新たなアレンジが加わった完成版として世に送り出されたわけです。


今は2代目ぱー研がこの楽曲を歌い継いでくれています。
初代がそうであったように、彼女たちも徐々に自分たちなりの【アナタトナLOVER】を作り上げ、
いずれ完成形へと導いてくれる事でしょう。

結果的にこの作品は演者の演技力の成長を促す事が出来る類稀なる良作になったと思っています。
もしこれを私が狙って作ったのだとしたら極めて優秀な作詞家と言えるのでしょうが、残念ながらそうではありません。
あくまでも曲に導かれるように完成した偶然の産物なのです。


だからこそ、今でも私は新作を手掛ける前にこの曲を必ず聴くようにしています。
反省の気持ちと共に、初心を取り戻してから創作へと取り組む為に。


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アナタトナLOVER
作詞:武村大 作曲/編曲:佐々木久夫



突然の雨に どしゃ降りの雨に ただ立ちすくんだ
何も聞こえない 何にも見えない 打ちのめされてた
どこがイヤだったの? 答えてもくれないの?
好きなのに 好きだから 別れはナイヤイヤイヤイヤ

アナタとならばLOVER FOREVER
アナタとならばLOVER FOREVER
この世の果ても辛くない
アナタとならばLOVER FOREVER
アナタとならばLOVER 超えられた
どこに行くの?イヤ!ダメ!行かないで!!!


昨日の笑顔も 繋いだ手と手も どこから演技(ウソ)なの?
願いが叶うなら 時間を巻き戻して
戻りたい 戻れない このままじゃイヤイヤイヤイヤ

アナタとならばLOVER FOREVER
アナタとならばLOVER FOREVER
終わりはないと信じてた
アナタとならばLOVER FOREVER
アナタとならばLOVER 私より
好きな彼女(ひと)ができたの?そりゃないぜ!!!


ユレル・ココロ トザス・キオク カワス・コトバ サケル・シセン 私はただ一人・・・
好きで好きで 想い溢れて 感情を抑えられなかった ホントに一途に


アナタとならばLOVER FOREVER
アナタとならばLOVER FOREVER
この世の果ても辛くない
アナタとならばLOVER FOREVER
アナタとならばLOVER 超えられた
どこに行くの?イヤ!ダメ!行かないで!!!


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仮面女子2ndワンマンライブ Zepp Tokyo リベンジ!!
2014年10月13日(月・祝)Zepp東京

開場15:00 開演16:00
料金:1F スタンディング 3500円
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