荊の道を驀進し続ける『仮面女子』とは、7人のジェイソンマスク「アリス十番」と、
9人のガスマスク「スチームガールズ」が合体したアイドルグループのこと。
彼女達は、超人気ビジュアル系バンド『シド』の名曲「妄想日記」をカバーし12/11に発売。
オリコンシングルチャート初登場4位という快挙を成し遂げた。
その発売から数日後の2013年12月27日(金)
この日、16人の少女たちは"地下"アイドルとして初めて日の目を浴びた。
場所は日本武道館。
『Visual BANG! ~SID 10th Anniversal FINAL PARTY~』と題した、シド結成10周年記念公演が開催されるロックの聖地。シドに加え、「妄想日記」をカバーしたアーティスト10組も参加というビッグイベント。
午前10:00
武道館に『仮面女子』が到着。
武道館公演の参加アーティストには、仮面女子も含まれていたのだ。
一通りの挨拶を済ませた後は、支給された弁当に歓喜しながら談話。
笑顔は飛び交うが何処か"地に足がついてない"感は否めない。しかし、楽屋内に緊張感が漂い始める
ステージ図面を元に、それぞれの立ち位置を確認した後、廊下でリハーサルを始めたのだった
武道館ステージを想定した、廊下の長さを存分に利用したリハーサル。
仮面女子の出番時間は17:50予定。まだ6時間もあるから余裕を持ったリハだろう
いや、彼女達にとっては「もう6時間しかない!」だった。
本番まで体力は持つのか?とコチラが心配になるほどの本意気ヘドバンも、
曲に合わせて何十回と繰り返される
下手くそだから、動きがバラバラだからでは無く、大舞台を経験したことが無い仮面女子だからこそ、
「この武道館で120%の仮面女子を魅せるにはどうすれば良いか」を何度も話し合い、繰り返す、
それだけだった
このように目線も送ってくれるのだが、その練習量のどこから笑顔が出て来るの?と不思議に思うほど
「もう一回いいですか?」「2曲続けて」「通しリハやってみよう」「ストップ、最初から」
スタッフもメンバーも、誰も時間の流れを止める事が出来ない。刻一刻と迫るその時まで、
休憩もそこそこに何度も何度も、何度も繰り返された
張りつめた空気から少し気分を変える為、リハの彼女達を残して会場内を下見。
噂に聞いていた通り、全方位からステージが見える。更に緊張感が増してしまった
しかし、ここで筆者も数時間ぶりに安堵を思い出す。
仮面女子の武道館公演を祝って、ファン(アリスファミリー)から、そして
漫画家のふなつ先生からのお花が届いていた。
この画像を見せた時の仮面女子のあの何とも言えない嬉しそうな顔はどう表現したら良いのだろう・・・
アリスファミリーのそんな優しさや想いが、どれほど彼女達を強くしたか計り知れない
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ここで少し時間を遡ろう。
武道館公演の2日前、仮面女子の常設劇場P.A.R.M.Sで直前の心境を聞いてみた
【新矢皐月(仮面女子/スチームガールズ)】

初めて武道館の広さを想定して練習したんですけど、いつもの感覚よりちょっと広がった立ち位置で、
いつもはメンバーが近いから安心して踊れてたのが、ちょっと離れただけでも『わぁ広いな・・・!』
って感じました。
実際の、本当のステージに立ったら一人ぼっちで踊ってる感じに陥るんじゃないかな?って、、、
ちょっと怖いですね・・・。吹奏楽をやってたので音の反響とか体験した事が有って、
失敗した事も有ったので、それをちょっと活かして、本番はそんな事にならないようにしたいのと、
ダンスの先生から、客席と空間と自分に対する感じ方と言うのを教えてもらったので、
それを意識しながら武道館全体を、余裕を持って観れるように精一杯楽しみたいです。
ドキドキしてても、"あーどうしようどうしよう!"って、せかせかして終わりたくなくて、
"光景を一瞬でも目に焼き付けれる瞬間"が欲しいので、その時を体感できるように・・・
折角の舞台なので、楽しみたいです!
【桜のどか(仮面女子/アリス十番 リーダー)】

直前って言うのもまだ信じられないです。今日初めて大きなスタジオでリハーサルをしたんですけど、
その広さにビックリしました。
でもこれはスタジオであって、本物の武道館に立ったらこんなもんじゃ無いんだろうなって思いました。
スタジオには壁とか鏡が有るんですけど、実際そこにはお客さんが居るし、
私達が毎日ライブやってるパームスとは違って、2階3階席にもお客さんが居るって言うのが想像つかなくて、、、
だから今日は、お客さんが居る事を想定して、みんなでイメージしながらリハーサルをしたんですけど、
"視線・・・どこ見たら良いんだろう"とか(笑)
そこでダンスの先生に教えていただいたのが、
『胸でお客さんを感じなさい』『胸に目が有ると思ってお客の視線を感じなさい』
で、なるほどな!と思いました。
最後の最後までしっかり詰めて、本番に臨みたいです!
【立花あんな(仮面女子/アリス十番)】
広さとか感覚が全然違って、ちょっとずつずらして行く事から始めました。
ダンスの先生にも『今までと同じじゃ全然だめだよ』って言われて、
もちろんそれは分かってたんですけど、『想像以上に(お客さんに)伝わらない』って、
『目でまっすぐ見るんじゃなくて、ここ、胸に目があると思ってカラダ全体で正面を向いて』って、
大事な事を教えていただきました。しかも武道館は360度全部見えるらしくて、
今までやってきた「妄想日記」を変えて全体を見るカタチ(パフォーマンス)を作りました。
教えてもらったばっかりで(今日の段階では)まだやり切れてないんですけど、
本番までにみんなでチカラを合わせて行きたいです。
もうホントに、、、武道館が決まってから「ずっと先だ」と思ってたのに、
「明後日」って言葉にして言えるようになっちゃって、すごい想像もできないんですけど、、、
正直ちょっと怖いです(笑)でも、やってやろう!って気持ちもあります。
武道館が決まった時に社長が『武道館のセンターに立てるのは1人』ってポロって言ってたんです。
「あんなは仮面女子でセンターをやらせてもらってるけど、武道館はまた立ち位置が違うんだ・・・」と思って、
「武道館は絶対センターに立ちたい!」って、そこに立つことだけを考えて毎日のライブも大事にして来ました。
立花あんな人生、そしてアリスプロジェクトの歴史に刻まれる一日になると思うので、
立花あんな個人と言うより、みんなの事を想って、ファンの人達の事を想って、
アリスプロジェクトの為にも頑張ります!
ここでコメントは終わるのだが、最後に立花あんなはこう呟いた
・・・他の人がセンターをやってるのは想像が付かないんですけど、、、武道館を想像すると怖いんですよね・・・
インタビュー音声を聴き返しても未だに緊張度合いが伝わってくるぐらい、
彼女達はまだ見ぬ巨大なステージに対して恐怖心さえも抱いているようだ。
また、劇場公演の少しの合間でさえも仮面女子達は練習を繰り返し、不安と闘う
不安な気持ちを少しでも取り除く為、立っているのも辛い凍てつくような寒風が通り抜ける建物屋上でも
汗をかき続ける彼女達がそこに居た。
立花あんなと亀田伶央奈は、その熱い想いとパフォーマンスで寒さを超え、半袖だった
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時を12/27武道館に戻そう。
17:20
5時間以上のリハーサルを終えた後、『夏だね☆ボート航海』という最後のリハーサルに挑む。
ボートでの移動距離が限られている為、どのように動けば客席から見えるか、角度やスピードを入念にチェック
会場入りの10:00から、精神状態をTOPギアのまま維持し続けていた仮面女子達がいよいよ、
そのチカラを全解放する時が迫る。ステージ袖に移動の時間だ。
ステージスタッフが仮面女子楽屋を訪れる。
あと数メートルでステージ袖。小柳朋恵のこんな不安そうな表情は久しぶりに見るが無理も無い
『
今までみんなめっちゃ頑張って来たから、絶対成功するから、、、!』
P.A.R.M.Sで何度も耳にしたあの登場SEが、満員の日本武道館に流れた
マスクで顔を隠したアイドル
『仮面女子』in日本武道館<第2章>へ続く
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マスクで顔を隠したアイドル『仮面女子』in日本武道館 3部作!
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<第1章> ~PROLOGUE
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<第2章> ~LIVE LIVE LIVE
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<第3章> ~UNFINISHED
<別章> ~病と闘う神谷えりな
☆マスクで顔を隠したアイドル『アリス十番』<Episode01>~2013 創世記
☆マスクで顔を隠したアイドル『アリス十番』<Episode02>~2014 飛翔
最強地下アイドル仮面女子(アリス十番×スチームガールズ×アーマーガールズ)
2014年5月3日(土)Zepp東京ワンマンライブ決定!!
☆photo by アリスプロジェクト公式モバイル(
http://a-p.mobi)
Twitter:
@AliceProject_mb
☆仮面女子の詳細はコチラ→
http://ameblo.jp/live-alice
☆仮面女子は、地下アイドルにして既に
キャリア公式モバイルサイトも開設!
アリスプロジェクト オフィシャル公式モバイルサイトでは、どこにも載せない秘蔵&貴重な画像で仮面女子たちが
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