2018年9月15日(土)
女子総合格闘技『DEEP JEWELS21』新宿FACE大会公開計量

川村虹花(仮面女子:総合格闘家)プロ3戦目の対戦相手であるYuko.S選手は
試合前日から威嚇の姿勢を崩さなかった

プロキャリア約3年のYuko.Sは笑顔で計量パス。計量オーバーの川村虹花に対し
『毎回体重が落ちてなくて、プロとしてちゃんとやって欲しい』
辛辣な言葉を投げつけた


9月16日(日)『DEEP JEWELS21』新宿FACE大会当日。
最計量をパスし、入念にリングチェックする川村虹花。

DEEP JEWELS 21 第5試合 アトム級 5分2R
川村虹花×Yuko.S

仲間が、ファンが、格闘家たちが見守る中ゴングが鳴った


一時も目が離せないスタンドでの攻防戦、
力量の探り合いが熱を帯びて行く

グラウンドに持ち込もうとするYuko.S相手に一歩も引かず、
冷静にタックルを切る川村虹花、格闘家としての成長が見える

パンチ、ヒザ、コーナーポストでの攻防戦が続く中、
一瞬のスキを突きYuko.Sのタックルが決まる



テイクダウンを奪われてから10秒間、
執拗に関節を狙うYuko.Sは遂にバックを奪取

川村虹花、プロ3戦目にして初のタップ。
1ラウンド3分23秒、リアネイキッドチョーク(裸締め)により
敗北を喫してしまった

満面の笑顔を炸裂させるYuko.S、天を仰ぐ川村虹花、
勝者と敗者に分かれた両者に場内から惜しみない拍手が送られた


『私も簡単にココまで来たわけじゃない。
(川村虹花を)簡単にはRIZINに行かせ無い』
勝者Yuko.Sのリング上でのマイクパフォーマンスを背に
張り裂けんばかりの悔しさに押しつぶされながらリングを降りた川村虹花は
茫然自失。悔しさと反省を何度も反芻していた

試合翌日、川村虹花は以下のように試合を振り返る
『DEEP JEWELS21を見てくださった方、応援して下さった方、ありがとうございました。
試合の結果は、1R1本負けでした。
Yuko.S選手、対戦してくださりありがとうございました。
悔しい気持ちでいっぱいです、、
今回は自分が悪かった部分が沢山ありました。
まず減量です。
プロ格闘家として、1番失敗してはいけないことです。
再計量という形になってしまったこと、本当に申し訳ありませんでした。
皆さんしっかり落としてきているのに、私は上手く落ちなくて
体力も削られました。減量をもっと上手くできるように、
プロ格闘家としてしっかりしないといけないなと、改めて思いました。
試合は、立ち技ではキックやパンチが前よりも入ったので
少し成長できたかなと感じました。テイクダウンをされてから、
寝技の早さについていけずバックを取られてしまいました。
寝技を強化していきたいです。
自分が練習しなければいけないところが分かったので、次に活かしたいです。
"簡単にはRIZINに行かせません"
と、Yuko.S選手にマイクで言われましたが、
RIZINへの道は簡単だと思ったことなんてありません。
夢のまた夢の話だと思っています。
でも、叶わない夢はありません。
仮面女子も奇跡を起こしてきました。
オリコン1位を取ったり、さいたまスーパーアリーナでワンマンライブしたり、、
川村虹花としても、奇跡を起こして世間を騒がせたいです。
格闘技をはじめたばかりなのでまだまだ伸び代はあると思います。
どうか、これからの川村虹花を見ていてください。
這い上がります』

そして、川村虹花を指導＆育て上げる
山崎剛コーチ(リバーサルジム新宿Me,We)からも

『川村虹花プロ3戦目。厳しい結果になりました。
自分としてはもう少し戦績の近い選手との対戦が希望でしたが、なかなかそうもいかず
キャリアでは大きく上回る強い選手との対戦。
当日の本人の動き、相手選手のアップでの動きを見て、勝負所を再確認し
控え室でも動きのチェックをしましたが、やはり大きく考えていた２つの部分の
１つでやられてしまいました。しかし、もう１つの部分ではしっかり対処し、
打撃、ロープ際での攻防など練習通りのものを出し、
相手のキャリアから来る不安を一蹴するような好勝負を見せてくれました。
それだけに悔しい試合でした。
格闘技に対して気持ちが切れるかな、と思いましたが、
本人の投稿を見て改めて本気度を感じました。
目標はまだ先にあります。
アイドル、格闘家、それぞれだけでも大変なことです。
自分達は格闘技のことしか分かりませんが、
本人がその大変なことをやると決めているので
練習、減量、試合、時には更に厳しく、そして愛を持って
Me,Weの皆で目標に向かってしっかりサポートして行こうと思います。
対戦相手のYuko.S選手ありがとうございました！
応援して下さる皆様、ジムの会員の方々、いつもありがとうございます。
これからもご声援宜しくお願い致します！』


笑顔で仲間の元に訪れたものの、身体中から悔しさが滲み出ている川村虹花。
Yuko.S選手の3年というキャリアに負けたのか、
はたまた自分が弱いから負けたのか…

『正直、どちらもあると思います…
でも、練習するとしっかり成長を感じられているので、
全然追いつけると思ってます。
いつか超えられるように、
日々の練習を頑張ります』

敗者に追い打ちをかけるような質問にも、
これからを見据え、しっかりと答えてくれた川村虹花。
格闘家としてさいたまスーパーアリーナに立つ日は、まだ先の話だ


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川村虹花(総合格闘家：仮面女子)
生年月日：1995年12月26日
Twitter⇒@nanaka_kawamura
YouTubeチャンネル ⇒ 川村虹花 Nanaka Kawamura
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